「高齢者生活」の危機 ~満足度の激減

内閣府が5年毎に行っている「高齢者の日常生活に関する意識調査」の平成26年12月調査(調査対象者:全国60歳以上、6,000名)の結果が公表されている。

この調査では、性・年齢別、同居形態、健康状態、要介護・健康状態と日常生活、就業、住居形態、経済状況、平均収入(月)、居住地(都市・郡部)などを尋ねている。有効回答数は3,893票(64.9%)となっている。

この調査では、「日常生活全般についての満足度」について、「満足している」、「まあ満足」、「やゝ不満」、「不満」について調査毎に尋ねている。これを見ると、5年前調査では、「満足している」が26.4%であったものが今回調査結果では12.0%と半減以上大きく減少している。「まあ満足している」は5年前の55.5%と今回の56.2%とほとんど変わっていないが、「やゝ不満」は13.3%から20.6%に、「不満」は4.7%から8.2%に増加している。これを健康状態の良い人で見ても、「満足している」は5年前42.2%であったのが、20,4%に減少している。

高連協はシニアの社会参加活動の推進を挙げてきており、最近は団塊の世代等若いシニアの参加不振への対応が求められている。その不振の理由として、高齢者の日常生活の状況変化は感じてはいたものの、この調査で見るような急激な大変化を私たちは知らなかった。改めて本調査の内容を踏まえて、私たちは行動しなければならない。

(高連協専務理事 吉田)

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