調査対象者は、65歳以上の3,000名で、男性41.8%、女性58.2%となっている。
(1) 健康状態
「良い」「まあ良い」が合わせて47.4%と約半数であり、5年前より0.8%増えている。また、「あまり良くない」「良くない」を合わせると26.6%、5年前より1.3%減少している。そして、どちらでもない「普通」と答えているのは、 25.8%と5年前とほとんど変わっていない。(表1)
| 年 | 良い | まあ良い | 普通 | あまり良くない | 良くない | 分からない |
| 1997年2月 | 23.8 | 22.8 | 25.5 | 21.3 | 6.6 | 0.1 |
| 2002年12月 | 24.8 | 22.6 | 25.8 | 20.4 | 6.1 | 0.2 |
また、健康上の問題で日常生活に影響が「ある」と答えた人は21.2%、「ない」は 78.7%となっている。そして、介護保険サービスを受けている、あるいは受けることが出来ると認定されている人は合わせて8.9%、申請中は0.8%、他の90%強は介護サービスを必要としない状態である。
(2) 健康の維持増進のために心がけていること
この項目については、「十分な休養や睡眠」「栄養バランスのとれた食事」「定期的検診」等すべての項目で、5年前を上回り、高齢者が健康の維持増進のために日頃努力していることが改めて明らかにされている。
その関連で、外出の頻度をみると「ほとんど毎日外出する」人は41.7%であり、また、食事をする時「一人で」というのは16.1%で、ほとんどの人が配偶者や子どもたち(家族)と一緒に食事するようにしている」と答えている。
(3) 医療について
「インフォームド・コンセント」については、「不十分である」と答える人は5年前(20.2%)と比べて半減(10.6%)しており、医療機関のサービス対応の改善が伺える。
また、「自分の死期が近くなった場合、延命のための医療を受けること」については、「少しでも延命できるようにあらゆる医療を行って欲しい」は9.2%と5年前よりさらに減少している。延命だけを目的とした医療は行わず、自然に任せて欲しいと考えている人が81.1%を占めている。しかし、家族の延命治療については、少しでも延命できるようあらゆる医療を行って欲しいと考えている人が 18.8%と自分の場合と比べて倍増している。
(4) 健康管理について
高齢者の健康管理について、国や地方自治体に期待するのは、老人性痴呆症への対応(26.2%)、寝たきり予防の普及(23.8%)などが比較的高い割合であり、「特にない」は38.6%と5年前の24.9%よりはるかに高く、自分の心の在り方、運動、食生活に心がけることに人々の関心は高くなってきている。
次に、この調査に関連して、ボランタリー活動をしている団体の集合体である「高齢者NGO連携協議会」(高連協)のオピニオン会員(1,500名)の健康に関する状況を紹介してみたい。「高連協」については後述する。







